腕の痺れるような痛みを改善するには

今回は腕が痺れて痛いという相談。
パソコン作業を長時間するようになってから痺れるような感じが出始めたということ。
腕を垂らしていたり、ぶらぶらさせたり、バンザイをすると痺れて痛いということでした。

姿勢をチェックしてみると、
・左右の肩、腰の高さが違う
・首が前に倒れて頭が前に出ている
・背中が丸くなっている
・腕が捻れて真っ直ぐ伸ばせない
・胸が縮こまっている
・O脚気味
といった崩れが見られました。

全身の筋肉が緊張しているようでしたが、特に前腕、上腕、肩、首、胸、背中といった部分は強く緊張していたし、鎖骨の上部を触ってみると痛みが出たので胸郭出口症候群の症状に似ていました。

胸郭出口症候群は、
上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢(通常脊髄から出て来る第5頚神経から第8頚神経と第1胸神経から形成される)と鎖骨下動脈は、前斜角筋と中斜角筋の間、鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする可能性があります。
その絞扼(こうやく)部位によって、斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)と呼ばれますが、総称して胸郭出口症候群と言います。
胸郭出口症候群は神経障害と血流障害に基づく上肢痛、上肢のしびれ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じる疾患の一つです。(日本整形外科学会のHPより引用)

痛みを改善するには腕の捻じれを直し、腕、肩、肩甲帯の緊張をゆるめて体幹の崩れを直すことです。

ベッドにうつ伏せになり、全身がリラックスする態勢で5分程度寝るだけで首や肩、腕、背中、腰、下半身まで全身の緊張がゆるみます。

そして肩甲骨を呼吸に合わせて上下、左右、斜めに動かすことで肩甲骨周囲の緊張をゆるめることができます。
呼吸が十分にできるようになってくると胸の縮こまった感じも解消され、体幹の捻じれや歪み、崩れも直って肩の位置も本来の位置に戻り、腕もぶら下がった状態に戻ってきます。

始めの頃は腕や肩、胸、背中の緊張がゆるむと症状も軽くなるがパソコンをしていると少しずつ痺れや痛みが再発するといった感じでしたが、定期的に姿勢のチェック、身体のバランスの調整を行うことで徐々に痺れや痛みも軽減し、1ヶ月くらいで日常生活で気になることはなくなるくらいに改善されました。

症状の根本的な改善には使い過ぎている腕の筋肉の緊張をゆるめて左右のアンバランスが原因で起こった姿勢の崩れを直すことです。
毎日仕事で使わざるを得ないというケースは使って硬くなった筋肉をそのままにしておくのではなく緊張をゆるめるようなケアを行うことが重要です。