腕を上げようとすると肩に引っかかり感が出る。改善するにはどうすればいい?

今回は腕を上げようとすると肩に引っかかるような感じがあってやり辛いという相談。
特に痛みがあるわけではないものの、左右で上げられる高さが違うのでそれを解消したいということだった。

体の状態をチェックしてみると、
・猫背気味
・反り腰気味
・肩、腰が左右で高さが違う
・腕が捻じれている
・O脚気味
といった姿勢の崩れが見られました。

腕を上げる動作をチェックしてみると、
・肩甲骨周囲の筋肉が緊張していて動きが硬い
・肩からポキポキ音が鳴る
・腕だけで上げていて鎖骨、肩甲骨が動いていない
といった感じがあった。

日常生活でどんなことをしてのか伺ってみると包丁を長時間使うことがあったようです。
引っかかり感が出るのは包丁を持つ手と反対でしたが、同じ手、指の使い過ぎで左右のバランスが崩れてしまったことが今回の問題の原因で、本来の自然な腕の使い方に戻せば問題は解決されるのではないかと考えた。

腕の骨(上腕骨)は肩甲骨の溝(肩甲窩)に嵌っていて、肩甲骨は鎖骨と繋がっています。
腕を上げる動作では腕だけではなく、鎖骨、肩甲骨も一緒に動くのが適切な動かし方である。

そこで腕や鎖骨、肩甲骨周囲の筋肉の緊張をゆるめるために、
・手首、前腕をブラブラさせる
・肘の曲げ伸ばし
・肩を上下させる
といった動きをすると腕の捻じれが改善され、肩甲骨周囲の筋肉の緊張もゆるみ、体幹の歪み、捻じれ、傾きにも改善が見られた。

次に、腕の動きを利用して肩甲骨の動かしていった。
・腕を前後に振る
・腕を内、外に捻る
・脇を開く、閉じる
・腕を上げる、下げる
といった動きをしました。
鎖骨、肩甲骨、腕の骨が引っかからないように気をつけながら動かしていくと肩甲骨周囲の筋肉の凝りが完全に解消され、肩のポキポキ音が鳴らなくなり、引っかかり感もなくなり腕を綺麗に上まで上げられるようになった。

腕、鎖骨、肩甲骨周囲の筋肉の緊張がゆるんだことで体幹の歪み、捻じれ、傾きも直ってO脚気味だった脚も真っ直ぐに戻り、バランス良く立てるようになった。

歳を重ねると体が硬くなって腕も上がらなくなると思っている方も多いですが、年配の方でも適切な動かし方でやれば綺麗にバンザイができるようになりますし、バンザイをしていればそれに必要な柔軟性を維持することもできる。

動かし方はとても大切です。