イスに座っていて立ち上がろうとした時に股関節に痛みを感じるという相談を受けました。
関節に特に異常は見つからなかったということでしたが腰、お尻、太ももの筋肉が緊張して硬くなっていた。
脚の方を動かすと痛みが出るというので脚ではなく骨盤の方を動かして股関節の動きを取り戻すことをしてみた。
うつ伏せ、膝立ち、立った状態でそれぞれ股関節を曲げる・伸ばす、閉じる・開く、内回し・外回しの動きを何セットも繰り返した。


そうすると徐々に股関節の動きが戻ってきたようで痛みの出ていた方の股関節の引っかかる感じが消え、痛みも軽くなった。
その後、イスの座る・立ち上がる、歩くといった動作をしてみましたが痛みなく楽にスッと動かせるようになった。
後日、股関節の痛みの変化を伺ってみると、何度か動きが悪いなと感じることがあったが、トレーニングで行った股関節の動きを取り戻す動きをやると動きが良くなり痛みは随分楽になったと喜んでいた。
何かの動作で痛みが出るという場合はその動作の中に問題がある。
体の使い方が悪いか、関節が適切に動いていないなど色々な原因が考えられるが、それをきちんと見つけて解決すれば難しいことや辛いこと、きついことをしなくても簡単なことで問題を解決することもできる。