違いがわかってくれば自然と姿勢は良くなってくる

腰や膝の痛みで相談に来られる方のほとんどは骨には異常がないのに何かをすると痛みが出るというもので、多くは立つ・歩く・イスのしゃがむ立つ・階段の昇り降りといった日常的に行っている動作です。
痛みの原因は痛みが出る動きの動作の手順だったり体の使い方にあります。

痛くなるのは痛くなるようにやっているからそういう結果になるだけで、適切にやれば痛みなくその動作ができるようになります。

しかし、体を動かすというのは簡単なようで難しいものです。
ただリラックスして立つだけでもほとんどの人はうまくできません。
鏡を見て上体や脚を真っ直ぐにしようとしますが、短時間はできてもふとした瞬間にはまた崩れた姿勢に戻ってしまいます。

うまくできない理由は簡単です。
リラックスしてスッと立つ感覚を脳が理解できていないからです。
手脚を動かすにしても手脚が勝手に動くわけではありません。
脳が命令して手脚が動かせるのです。
脳がわかっていないことはできなくて当たり前ということです。

うまくできるようになるためのポイントは「違いがわかるようになること」です。
一気に全部を変える必要はありません。
首の緊張をゆるめてみるとどう違うのか、背中の緊張をゆるめてみるとどう変わったのか?
腰をゆるめてみたら?お尻をゆるめてみたら?太ももをゆるめてみたら?ふくらはぎをゆるめてみたら?
こんな感じで少しずつ違いを感じていけば最後に立ってみた時に先ほどまでと“違う”ということがきちんと認識できます。
その時にはもうリラックスしてもスッと立てるようになっています。

立つ以外の動作に関しても同じことです。
スッと立てるようになれば歩いても楽に歩ける、脚が軽いなど“違い”を感じることができます。

最近は立ち方や歩き方に関しての情報が本やネットでもたくさん見つかります。
図や映像を見るだけでできてしまう人もいるかもしれませんが、そういったものを見て“わかっているのにうまくできない”という人がほとんどではないでしょうか。
それは違いを脳が理解できていないからです。
わかっているつもりとできるの差は思っている以上に大きなものです。