#155 身体を整えるトレーニングについて学んできました 19

魚住先生にお越しいただき魚住方式の指導について見直しました。

○肩甲骨の動きをスムーズにするために

日頃の指導の中で感じるのは上肢のエクササイズです。
姿勢が崩れていると首、肩、背中、腰まで緊張していて肩甲骨を十分に動かすことができないため肩が硬い人が多い印象です。
上肢の動きをスムーズにできるようにするためのポイントとなってくるのは「どうやって肩甲骨の動きを引き出すか」です。

そのために、
・僧帽筋を緩めた状態で首を動かして首、肩の緊張を緩んで肩甲骨の動きがスムーズになる
・肩のポジションを変えてから外転運動をしてみると肩甲骨が自然に上方回旋していく
・肩甲骨の内転・外転を胸椎の動きを使う(立位、座位、仰向けのどの状態でも行える)
・もっと硬い人の場合、肩甲骨を動かしていくやり方ではなく肋骨の方を動かすパターンも考えられる
こういったことをやっていきました。
その最中に自分の体の緊張が緩んで筋肉が柔らかくなっていく、上半身が軽くなっていくといった変化を感じました。
そして改めて上肢の外転運動を行ってみると腕が楽に挙がる、肩甲骨の動きをよりはっきりと感じられるようになりました。

○下肢の二関節筋のエクササイズ

下肢では足首・膝・股関節の連動した動きのエクササイズをうまくできるように導けないということがありました。

できないのは相手の脳に適切な動きでやる回路ができていないからで、その状態でいくら動きを教えてもあまり良い結果にはならない、それよりも相手の脳に適切な動きを理解させるためにどうしたらいいのか?どういった情報を与えたら良いのか?そういったことを考える必要があります。

例えば仰向けに寝て相手に指、足首、膝、股関節といった部分の動きをきちんと認識させ、そこから連動を教えていくようなことをしてみたり、皮膚調整テープを貼って脚の内・外の筋肉の緊張のバランスが取れた状態をインプットしたから同じ動きをやってみる。
そうすると力みなく、スムーズに連動した脚の動きができるようになりました。

相手のレベルに合わせてできるようにするためにどういった情報、材料を提供したら良いかを指導者がよく考える必要があります。

○重りを使った魚住方式

重りを使った魚住方式で思ったような変化が見られないということで魚住方式の基本をおさらいしながらやり方を見直しました。

魚住方式の基本は、
・伸張反射(切り返し)
・動きを止めない(脱力してはいけない)
思ったような筋肉の膨らみが見られないのはこの基本がきちんと守られていないからです。

基本をきちんと守ってベンチプレス、スクワット、アームカール、ショルダープレスなどを行うと重りを使っていますので自重でやるよりも筋肉の膨らみも違います。
どの可動域を使うか変えてみることでエクササイズのバリエーションも出てきます。
知っていてもやってみるときちんと理解できているのか、勘違いしていることはないかなどいろんなところのチェックになります。

その他にも顎の動きの調整で顔、口のゆがみを直すアプローチ、目線や顎の動きを使った歩行、ランニング、投げる動作でのひっかかりを簡単に改善してしまうアプローチなど普段の指導の中で役立つものをたくさん教わることができました。