スクワットが膝に悪いのではなく、痛くなるようにやっているから痛くなる

「スクワットをすると膝を痛める」、「スクワットは膝に悪い」と言う人がいます。
スクワットが膝に悪いのではなく、膝が痛くなるようにやっているから膝が痛くなるだけです。
適切に行えば姿勢の改善、脚の捻じれの改善に繋がります。

膝関節ができる動きは基本的に曲げ伸ばし運動です。(若干の捻り運動も起こりますが)
膝が痛くなるのは大抵膝に捻る動きが起きた時です。

原因の1つはスクワットのやり方の問題です。
スクワットはしゃがんで立ち上がる動作ですが、しゃがむ手順、立ち上がる手順をほとんどの人は知りません。
通常行われているスクワットは筋肉を鍛えることが目的なので鍛える筋肉の意識についての説明はありますご、スムーズにしゃがむための手順の説明はまずされません。
股関節から曲げたり、膝から曲げるようなスクワットだとしゃがんでいる途中でブレーキがかかります。無理に深くしゃがもうとすると膝にストレスがかかり痛みが起きてしまいます。

スムーズにしゃがむための手順は足首→膝→股関節の順にゆるめていき、立ち上がる時は股関節→膝→足首の順になります。

もう1つの原因は崩れた姿勢、捻れた脚の状態でスクワットをしているケースです。
ほとんどのひざ痛の人に見られるのがこのケースです。

立ち姿勢で下半身だけで見ても左右の脚に均等に体重がかかっておらず、どちらかに傾いている、足を見てもつま先・踵、親指側・小指側に均等に体重がかかっていない(三点支持が崩れている)、膝のお皿が真っ直ぐではなく内や外を向いていてO脚やX脚のようになっているなどの問題が見つかります。
もちろん上半身の捻じれなどの問題もあるはずです。

これだけ体のバランスが崩れた状態でしゃがもうとしてもスムーズにはしゃがめず、左右どちらかの脚に体重がかかる割合が大きくなり負担も大きくなってしまいます。
スクワットで両膝が同時に痛くなることはほとんどありません。
どちらか一方が先に痛くなり、それを庇いながらやっているうちに今度は反対も痛くなってきて最終的に両膝が痛くなるというのがよくあるパターンです。

こういったケースはスクワットをする前に体の捻じれを直す、姿勢の崩れを直すのが先決です。
私のトレーニングでも日常生活でのイスのしゃがむ立つ動作で膝に痛みが出ないようにするための体の使い方のトレーニングとしてスクワット動作を行いますが、やる前にまず体の捻じれ、姿勢の崩れを直し、動かしやすい体の状態にして、それから適切なしゃがむ手順、立ち上がる手順に従って動作を行います。
そうするとスクワット動作をしても痛みが出ることもなくなります。

まず運動の目的があって、それを達成するために適切なやり方で行う必要があります。
スクワットにひざ痛が良くなるような直接効果はありません。
スクワットをしてもスクワットがうまくなる、強くなるだけです。
痛みの原因を根本から改善しようとするならスクワットなどしなくても楽な方法で満足のいく結果を得ることもできます。