相談に来る方のほとんどが肩、腰、膝などの不調に関するものです。
よく尋ねられるのは「痛みを改善するために何をしたら良いですか?」というものです。
そういった質問には、「何をしても問題ないようにすることです”と答えます。
不調で相談に来る方のほとんどは病院で検査しても骨に異常はない、異常はあっても軽度で手術の必要もない、筋肉を付けなさい、筋肉を柔らかくしなさいと言われたという方です。そういった方の場合、何もしていなくて痛いのではなく、何かをすると痛いということがほとんどです。
だからその動きをしても痛みが出ない、問題なくそれができるようにするということがトレーニングの目的になってくるのです。
そのための方法はその方によって変わります。
全身のバランスが崩れていれば緊張をゆるめて本来の自然な体の状態を取り戻すようなことをする必要がありますし、痛みが出る動きの動作の手順や体の使い方に問題があれば体の使い方のトレーニングをする必要があります。
解決策はその人によって違っても問題の原因をきちんと改善すれば痛みは軽減、改善されていきます。
痛みを改善するためのトレーニングといっても必ずしも筋肉を鍛えて筋肉を増やしたり筋力をアップさせる必要はないのです。
目的に合った適切なことをやれば良いのです。