姿勢を変えるには脳の中の間違った情報を書き換える

肩こり、腰痛、ひざ痛で相談に来る方の多くは「マッサージや整体にも行ったが、その時は良くてもすぐにまた痛くなる」というものです。

肩こり、腰痛、ひざ痛といった不調が起きているのはその部分に大きなストレスがかかってしまっているからですが、それは全体のバランスがすでに崩れてしまっているから、「重力の受け方」が間違えているからです。
だからベッドに寝て硬くなっている筋肉の緊張をゆるめると良くなったような気がしても立つとまた痛みが再発してしまうのです。

肩こりや腰痛、ひざ痛を改善するための考え方は筋肉の緊張をゆるめてリラックスした状態にして適切な重力の受ける体勢を取り戻すということになります。

しかし、ほとんどの人は自分では無意識のうちに姿勢を崩してしまっています。
姿勢を直そうと多くの人は良い姿勢でいることを意識しようとしますが意識していないとまた元の姿勢に戻ってしまいます。それだけ無意識は強いのです。

トレーニングを始めてすぐは全身の筋肉の緊張をゆるめて緊張度のバランスを取って姿勢を良くしても数日(何かを頑張ってやるともっと早く)でまた戻ってしまいます。
これは脳は常に一定の状態に保とうとするからです。
食事制限をして急激に痩せても、食事を元に戻すとリバウンドしてしまうのもこの機能によるものです。
だから姿勢も1回のトレーニングで完全に直ることはありません。
崩れては修正するというのを繰り返しながら脳に記憶されている崩れてしまった姿勢を本来の姿勢に書き換えていくのです。
だからトレーニングは継続が大切なのです。

一度適応すれば無意識でもそうなろうとするのですから、本来の体の状態を取り戻せば特に何かを意識しなくてもそれがずっと続くようになります。

実際にトレーニングを見ている方のほとんどの人は何年、何十年、長い人だと半世紀以上崩れた姿勢で過ごしてきています。
体をゆるめることで姿勢は戻りますが、最初は2、3日すると戻ってしまいますが、トレーニングを継続することで徐々に持続時間は伸びていき、1年くらい続けている方のなかには1週間は続くようになる方もいます。

姿勢を直すといっても本来の状態を取り戻すだけですから、きついこと、辛いことを頑張る必要はなく、体を緊張させずに毎日楽に軽く、気持ち良く過ごせば良いだけのことですから運動が苦手は方でも続けられます。