今回の定例勉強会のテーマは「ストレッチの考察」
久しぶりにストレッチについて学びました。
質問として満足できない結果のケースを挙げました。
満足できない結果である原因は問題の原因を見抜けていない、アプローチの仕方、テクニックに問題にありました。
首こり、肩こりのケースでは問題が起きている首に何かをしようとすることは難しいことで、まずは肩甲骨周りを緩めてから首にアプローチする方が緊張はゆるめやすくなる。
繋がりは考えていても上から順番ということにこだわりすぎていて、結局部分的なアプローチになってしまっていて全体を直せば部分も良くなるという考えでアプローチできていなかったと痛感しました。
そこで首を緩めるため、首から腰まで繋がっている脊柱起立筋の緊張ストレッチで緩めるアプローチについていろいろと考えていきました。
ストレッチと言っても筋肉に刺激を与えるわけですからトレーニング条件というものがあります。
ターゲットは筋肉なのか、筋膜なのか、皮膚なのか、そうなると伸ばす時間はどれくらいにするのか、誰がやるのか、どこでやるのか、どのように伸ばすのか、そういったことを考える必要があります。
ストレッチに限らずトレーニングでもただの原則の1つとして出てきた時にだけ考えるのではなく日頃の指導の時からトレーニング条件を活用するように気をつけることの重要性を感じました。
最も難しいのがどのように伸ばすのかです。
快のポジションの見つけ方が特に難しく、あるポーズを取った時にどこがきつそうなところはないか、リラックスして見えるのかを瞬時に見抜いて問題があれば直さないといけません。
わかっていても相手に体勢を取ってもらってみると自分なりにはリラックスしているように感じても先生から指摘されると緊張が見えてきます。
手を置く位置、手のひらの向き、ちょっとしたことで大きな違いがありました。
適切なポジションで適切な時間伸ばすと緊張はちゃんと緩みます。
自分も体験しましたが体の軽さ、動きのスムーズさが段違いでした。
腰の捻じれで緊張しているケースに対するアプローチでは捻じれを使ったアプローチ、しかも痛みのない方に捻じるという考え方を教わりましたが、やられる方も楽な方向に捻じるので辛さが全くありません。
そして緊張してやりにくかった方の捻じれの動きがやりやすくなるので驚きました。
その他にも普段使っているメディカルストレッチも見直しをしない間に少しずつ手順ややり方が違ってきてしまっていました。
雑にならないようにもっと丁寧にやらないといけないと改めて思いました。
ストレッチというアプローチでテーマでしたが体を緩めるための考え方、トレーニング条件の整理などトレーニングにも当てはまることを見直すことができ、非常に有意義な時間になりました。