背骨は真っ直ぐではなく、S字カーブを描いた状態が良い状態と言われて背骨が真っ直ぐになっているかどうかが気になるので見て欲しいとクライアントさんから相談を受けました。
チェックしてみると背筋を真っ直ぐにして姿勢良く立っているように見えましたが背中、腰に緊張がありました。
真っ直ぐに見えても姿勢は崩れてしまっているということです。
話を聞いてみると、パソコンや前屈み姿勢での作業を長時間行っていました。
前屈みの姿勢になると首は前に傾き、背中は丸くなります。
それを長時間続けたわけですから背中が丸くなるのは仕方のないことです。
崩れた姿勢は元の自然な状態に回復させてあげれば問題は解決されます。
背中や腰の筋肉が緊張して体幹全体の筋肉の緊張度のバランスが崩れてしまったということですから、筋肉の緊張をゆるめて体幹を筒状にきちんと戻せばその中を通っている背骨も自然なs字カーブを取り戻せます。
実際、肩甲骨を動かしたりして緊張をゆるめるとリラックスして立てるようになりました。
ノーマルな状態から崩れてしまっているのであれば、本来の状態に回復させることを考えればいいのであって、あまり難しく考える必要はないと思います。