その姿勢は日頃の過ごし方が作っている

トレーニングの前にその日の体の状態をチェックするために鏡で本人に姿勢をチェックしてもらいますが、「こっちの肩だけ下がってますね。」、「脚があっち向いてますね。」といった答えが返ってきます。

そうすると「どうして体が捻れるんですか?姿勢が崩れるんですか?」と尋ねられます。

答えは“今の体の状態はその人の生活に適応して出来上がっている”のです。だから筋トレをしようが硬くなっている筋肉をストレッチングで伸ばしてみたり、姿勢を矯正する道具を使ってみてもまたすぐに姿勢が戻ってしまうのです。言い換えればそういったものは対症療法に過ぎず、根本的な問題の解決方法にはなっていないということです。

片方の肩がいつも下がる、足が左右のどちらかを向いているという人はいつもそのような姿勢をしています。例えば自宅のテレビが正面にないので体を捻るような姿勢で見ている、パソコンの入力作業の際に資料をいつも同じ方に置いている、電車やバスなどで旅行に行く時に家族や友人と横並びで座り、ずっと同じ方を向いて喋っていた…など。

そうならないようにするためにすることは簡単です。

「ずっと同じままでいないで時々は左右を変える」などをすればいいのです。

体が捻れてしまっていたり、姿勢が崩れてしまっている人でも骨が変形してしまっている人はいなく、筋肉の緊張度のバランスが崩れてしまっているだけです。筋肉の緊張をゆるめてバランスを整えると体の捻れや姿勢の崩れも直ります。その程度のことで姿勢が崩れたり体が捻れてしまうということです。崩れてしまった、捻れてしまった体を自分で直すことは難しいですが、崩れないようにするためにすることはそれほど難しいことをする必要はないのです。

普段の自分の座る位置、資料を置く位置など何気なくやっていることにもっと気を配ってみましょう。

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