「良い姿勢は肩が真横を向いている」は本当か?

良い姿勢をしようと肩を後ろに引き、肩甲骨を背中の真ん中に寄せて胸を張って立つ人が多いですが、そういった姿勢は一見すると良い姿勢のように見えますが辛くて長くは続けられません。

骸骨で見ても背骨には自然なs字カーブがあります。
その背骨の前後の筋肉の緊張が均等に緩いことが立った時の“真っ直ぐ”の意味です。
背骨を1本の棒のように立てるという意味ではありません。

その時の肩は真横ではなく30°前方を向いています。
それを無理に真横を向くようにすれば肩や首、左右の肩甲骨の間に緊張が起こり、肩が凝ってきます。
また、肩を引いて肩甲骨を寄せると背中や腰の筋肉が緊張して腰が反ったようになり腰が痛くなる可能性もあります。
自然な位置から肩や肩甲骨がズレると肩や腰に違和感や不快感が現れるということです。

肩が前に出るから猫背になってしまうと思っている人も多いですが、首が前に傾いて頭の位置が背骨の真上から前方にズレることで背骨のs字カーブが崩れて姿勢が悪くなることもあります。
パソコンやスマホの見過ぎの方に多く見られます。

崩れた姿勢を直す簡単な方法は体幹の前後の筋肉の緊張度のバランスを揃えること、つまり体をゆるめることです。
肩甲骨周りの筋肉の緊張をゆるめたり、前屈で背骨を伸ばすと肩は30°前を向き、頭は良い位置に戻ってきてます。
胸を張ろうと意識しなくても姿勢が良くなったことを感じることができます。

未だに耳の穴と肩の一番高い位置が一直線上に並ぶのが良い姿勢だと言われますが、骸骨で見てもそんなことはないのですから、そういう意識はやめることをお勧めします。

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