ポカポカする物を飲んで温まった気がしても体温が作られているわけではない

先日テレビで様々な病気の共通の原因は体温の低下にあるということで体を温めることの大切さをテーマにした健康情報番組が放送されていました。
その中で一般の方が体温を上げるために白湯や豆乳に抗酸化作用や血液循環を改善する働きを持つものを混ぜたドリンクを飲むといった方法が紹介されていました。

番組の中でも言われていましたが、体温が低い人の問題は“熱を作れないこと”、“熱を配れないこと”です。
温かいものを飲んだり飲むとポカポカしてくるような物を飲んでも温まった気がするだけで、実際に体温が作られているわけではありません。

熱を作るには筋肉を動かすことが効率的ということで歯を磨きながら10回スクワットをするような“ながらスクワット”も紹介されていました。
確かに筋肉を動かすことで熱は作られますが、熱を時間当たりの熱産生量が多いのは“速筋線維”です。遅筋線維はたくさんの熱を作ることはできますがエンジンがかかるまでに時間がかかります。
スクワットは全身の筋肉を刺激する効率の良い運動ですが、10回程度のながらスクワットで速筋線維がきちんと刺激できているかどうかはわかりません。

私のところにトレーニングを受けに来ている人の多くはトレーニング開始前は日頃の体温が36.5℃を下回る、なかには35℃台という方もいますが、トレーニングを続けることで体温が徐々に上がってきて平熱近くまで戻ってきています。

トレーニングでやっていることは呼吸に合わせて反動や切り返しを使って腕や脚をブラブラさせたりするような楽で気持ちの良い運動です。
しかし、反動や切り返しの動作では速筋線維が使われるので体が温まってきますし、筋肉を動かすことでポンプ作用が機能して血液循環が良くなり全身に熱が運ばれます。

定期的に体温を上げるような運動を入れることで冬に寒さを感じることが少なくなってたくさん着込むようなこともなくなったり風邪を引くこともなかったといった声をいただいております。

対症療法ではなく根本的な解決をすることが大切です。

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