トレーニングの考え方, 姿勢改善トレーニング

意識するより“気づく”、“認識する”が大切

「いつも良い姿勢を意識しているんですけど、良い姿勢が長く続かないんです。」ということを相談されます。
一方で、トレーニングをした後1週間くらい良い姿勢が続いている人は、「立っていてもどこも辛くなく、楽に気持ち良く1週間過ごせました。」と仰います。

多くの人は“◯◯をしよう”と考えるようなことをしますが、こういう意識のやり方は筋肉を緊張させます。
姿勢は筋肉の緊張度のバランスですから筋肉が緊張してしまえばそのバランスが崩れてしまいます。
そういった理由で長く良い姿勢が続かないのです。

“意識”という言葉を調べてみると、「今していることが自分でわかっている状態、対象をそれとして気にかけること」(広辞苑)と書かれています。

良い姿勢が続いている人は、“楽に立てている”、“どこかに辛いところがない”、“背中や腰のどこにも余計な緊張がない”など今自分が良い立ち方をしていること、全身の筋肉に余計な緊張がないことがわかっています。

その“わかる”というのを感じるのは「脳」です。
基本的に体を動かす時に、手脚が勝手に動くのではなく、脳から電気刺激を運動神経を通して送って筋肉を動かします。
姿勢や体の動きを変えようとするならば、何かをやろうと考えてやるのではなく、その姿勢が良い姿勢であること、その動きが無理がなく、スムーズな動きであるということを“脳に感じさせる、気づかせる、わからせる”ことが大切ということです。

姿勢は筋肉の緊張度のバランスで、そのバランスの崩れると姿勢が崩れるわけですから、背筋を伸ばそうなどと意識しなくても、体の前と後ろ側、内側と外側、右側と左側の筋肉のどこかに緊張がないか、ゆるみがあるかといったところに意識を向けてみる、気にかけてみることで姿勢の崩れは小さくできます。

実際に指導している時にも皮膚にテーピングを貼ってみてどうなったか、1つの動きをやりながら、やった後にどうなったかという小さな変化を感じてもらいながらやっていくと姿勢の変化、動作のやりやすさ、動かしやすさをわかってもらえます。さらにトレーニングで筋肉をゆるめて姿勢を整えていくと良い姿勢で立てるようになったことが“わかる”、“気づく”ようになります。

何においても“わかっているつもり”ではうまくいきません。
ちょっとした変化に気づく、わかっていく、そういう意識の使い方をしてみましょう。

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