トレーニングの考え方

動きがスムーズにできないのは本当に筋肉が硬いから?

動きが硬い、スムーズにできない人に対しては「筋肉が硬くなっているから可動域も狭くなってスムーズに動けないので、柔軟をしっかりやりましょう。」とアドバイスするのが一般的ではないでしょうか。インストラクターやトレーナーがそのようにアドバイスしているところをよく目にします。

動きが硬い、スムーズにいかないのは本当に硬い場合もありますが、動かないように動かしているからということがけっこうあります。

例えば肩甲骨上げ下げするにも寄せるにも背中の筋肉のゆるみが必要ですし、上げ下げも単純な上下には動かないですし、寄せる動きも単純に背中を寄せ合わせても行きません。

動かし方が悪いのにいくら筋肉をゆるめても動きがスムーズになることはありません。関節、骨が動くように動かす必要がありますが、これはなかなか難しいことです。筋トレをやっていてケガをするということがよくありますが、これもそういうことが原因になっていることがよくあります。

動きが悪い場合は口だけで言ってもほとんど改善は見られません。良い動き、スムーズな動きのイメージがないわけですから。そうなると相手の“脳”にスムーズな動きを教えてあげる必要があります。セッションではまずはじめに全身の筋肉の緊張をアバウトに取ります。それから腕や脚などを筋肉の緊張が出ない方向に誘導して動かしていきます。そうするとどんどん筋肉がゆるんで可動域も広がります。反動や切り返しを利用しながら20回くらい動かすだけで弾力が出て膨らんできます。良い動きを相手の脳に教えてあげた後は1人でやってみても良い動かし方でしか動かせなくなります。

手脚を動かそうとした時に手脚が勝手に動かくのではなく脳が命令して筋肉を収縮させて骨が関節で運動します。だから良い動きを脳に教えてあげれば意識したり考えたりしなくても自然とその動きしかできなくなるということです。

動かし方が悪くて硬くなってしまった筋肉はスムーズな動きで動かして緊張をゆるめてあげれば良いだけのことです。

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