「肩こりになるのは首や肩の筋力が弱いから」は本当か?

クライアントさんが知り合いの人が長時間のデスクワークの影響で肩こりに悩んでいてが肩こりを治そうと筋トレをしたところ翌日肩が痛くなって腕が挙げられなくなったという話を聞かせてくれました。
残念ながらそれは仕方のないことだと思いました。

一般的には長時間のデスクワークによって姿勢が悪くなると頭を支えている筋肉が衰えて血流が悪くなって老廃物が蓄積されて肩こりがひどくなるので解消するには首筋の筋肉を鍛える必要があると言われます。
ところがその通りに筋トレをしたら肩こりが解消されるどころか肩が痛くなって腕が挙がらなくなってしまいました。

今回の原因は肩こりが起きたのが筋力の衰えのせいと考えてしまったことです。
筋肉が弱いから肩こりになるということは筋肉量が少ない年配の方や小さい子供はみんな肩こりになるということですが、そんなことはありません。
筋肉量と肩こりの問題は必ずしもイコールではないということです。

根本的な原因は長時間のデスクワークによって筋肉の緊張度のバランスが崩れて姿勢、なかでも“頭の位置”が本来の位置から崩れてしまったことです。
デスクワークをしている人の頭が前に出てしまっています。
それを戻せば肩こりは改善できます。

頭が前に出た状態から元の位置に戻すために伸びて固まってしまっている首の後ろの筋肉を鍛えて元の長さに戻そうと考えるパターンが多いですが、ところが首の筋肉を鍛えても頭の位置が戻るようなことはありません。
それは伸びている首の後ろの筋肉を鍛えたら前との緊張度のバランスが取れるのかと言われると必ずしもそうはならないからです。

筋肉の緊張度のバランスの崩れによって頭の位置がズレてしまったわけですから、元の位置に戻すには筋肉の緊張度のバランスを戻せばいいということになります。

同じように長時間のデスクワークで頭の位置が崩れて肩こり、首こりを訴える方も多いですが、筋肉の緊張度のバランスを整えて頭の位置を戻してみると肩こり、首こりは解消されます。

最近、首の筋肉全体を同時に軽く緊張させるというアプローチを試していますが、これを使うと短時間で簡単に首全体の緊張度のバランスを整えて頭の位置を良くすることができるようになりました。

ほとんどの身体の不調は自然な状態から崩れて不自然な状態になってしまっているからです。
不調を改善するには筋肉をハードに鍛えることではなく、元の状態に少しでも早く戻してあげることです。

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