#119 筋肉の質を高めるトレーニングについて学んできました 12

魚住方式のトレーニングの見直しのために大阪へ行ってきました。
気がつけばこの学びも10回を超えました。
楽して良い結果を得られるというすごいトレーニングのやり方ですが、パッケージされたものを覚えていくようなものでなくトレーニングの基本原則の理解、必要な動きを見る目、問題を追求する技術、誘導、サポート、手の当て方、動き方・動かし方といったトレーニング指導者としての基本的な考え方や技術を深く学んでいるような感じです。
毎月のように修正点のアドバイスをいただいていることもあり良い成果が見られるケースが増えてきていますが、日々現場で指導していても新たな疑問や課題は次々に出てきます。
そして思うような結果が見られないケースでは自分がうまくいっていないと感じる部分のちょっとしたことが見えていない、気づけていないところにあります。
今回もそういった点について修正していただきました。

・動きの見方

実際に指導している動画を見てどのように見えるか、感じるかを先生から尋ねられます。
問題がないように見えるのですが、先生がワンポイント指摘されるとそこが気になるようになってきます。
すると問題ないように見えた動きが急に違って見えてきます。
動きが二段階になっている、反動・反射を使えていない(コンセントリックで動かしている)、足を置く位置やスタートのポジションが悪いためにその運動が快で行えていない、伸張反射を貰えていない・・・など。
普通なら気付かないくらいの細かなことですが、それがその後の筋肉の状態に現れます。
「結果に嘘はない」ということです。

・手の当て方、誘導

下半身では何度もやっている股関節の内・外旋の運動をさらに修正が加えられました。
長座のポジションでは大腿骨の動き、動かし方は意識して取り組んでいましたがスタートの脚を伸張反射を貰える適切な位置に置いているかどうかの意識が足りませんでした。
スタートの位置を少し変えるだけで内旋の動きでお尻、太ももだけでなく腰の緊張もゆるみが出ます。
ストレッチがしっかり入ることで伸張反射をうまく引き出せ外旋の動きの可動域も広がり、当てている手に筋肉の弾力がどんどん出てくるのを感じます。
終わった後はお尻の形も変わってしまいます。

イスに座ったポジションでは足を置く位置が悪くセンターから内、外にただ動かしているだけになり、伸張反射を使えていませんでした。ここでは足を置く位置と手を当てる位置、内・外旋の可動域を広げる誘導の方向、やり方の細かな修正を行いました。細かなことですが、それだけで股関節の動きが違ってくるのが動かしていてもわかります。筋肉はさらに弾力が出て筋肉の質が変わってしまいました。

上半身では肩の挙上の動きのやり方を修正しました。
肩甲帯を動かすこの運動は体幹の筋肉の緊張をゆるめて体幹を整えるのに使えますのでいつも行なっていましたが、今回は当てている手の指のどの部分を対象者のどの脇の下のどの辺りに当てると動かしやすいか、相手が緊張しないでいけるかというのを探る練習、動かす時も可動域一杯ではなく少し余裕のある範囲で、回数は増え過ぎると緊張が出やすいのでどのくらいがいいのかというところまで細かくアドバイスいただきました。
アドバイスされた通りにやってみると動かすのも楽だし、終わった後の結果もさらに良くなりました。

前屈も脊柱周りの筋肉の緊張をゆるめ、姿勢を良くするために効果的なので指導の中ではいつも使っていましたが、仙骨の微妙な角度の問題で肝心の腰仙関節の動きが出ていませんでした。
その原因がはじめに前屈の姿勢に誘導する時のやり方にありました。
そのやり方を適切に行うだけで狙っていた部分が一番よく動くようになり終わった後は姿勢、目線の高さが変わっているのがわかりました。

・外転・外旋

今回、上肢の運動やスクワットで“外転・外旋”の動きをいろんなバリエーションでやっていくトレーニングの進め方を教わりました。
上肢の運動も胸、背中の筋肉を刺激する運動として行なってはいましたがバリエーションが1つしかありませんでした。
角度や捻りを利用したりするだけで外転・外旋運動もたくさんのバリエーションができます。
動き、動かし方といった基本的な部分の理解がまだまだ足りないことを痛感します。
それだけも上半身の筋肉の膨らみ、弾力が見違えるように変わりました。

下半身はスクワットで股関節の外転・外旋の動きを使ったやり方で実施しましたが、膝や大腿四頭筋の緊張が出ることなく楽に深くしゃがむことができるし、立ち上がっても脚が綺麗に伸びるし臀筋もしっかり刺激されます。さらに伸張反射を使ったやり方でやると10回もいかないうちに重だるさが出てきます。10秒くらいの短い休憩で3セットもやるとかなりトレーニングしたような満足感もあります。その後に歩いてみると今までのスクワットした後の脚の軽さよりもさらに軽くなり歩く感覚がまた変わりました。

刺激が小さくならないように、マンネリしないようにとトレーニング刺激の変化の付け方にいつも悩んでいましたが動きの数を絞って気持ち良く動いているのに筋肉の質や体の動き、姿勢がどんどん良くなるので驚きです。

それ以外にも感受性を磨くこと、相手の身になること、教える時は一方的であってはならないことなどトレーニング指導者として大事にしないといけないことをまた新たに教わりました。