「筋トレで筋肉を付ければランニングの故障を防げる」は本当か?

市民ランナーで膝や股関節、アキレス腱といった部位の故障で悩んでいる人は多いですが、そういった故障が起きるのは筋肉が少ないから、筋力が弱いからだ。筋トレはケガをしにくくなる効果があるからランナーも筋肉を増やすような筋トレをするべきだといった話を時々目にしたり耳にします。

しかし、その筋トレでケガをしている人が多い印象です。
スクワットをしたら膝や腰が痛くなったと相談に来る人がたくさんいます。
どんなに筋トレが良い効果をもたらしてくれるとしても、それは適切なやり方でやった時のみです。
膝や腰が痛くなるようにやればケガをしてしまいます。
それだけにトレーニングをするなら目的をよく考えることが重要です。

ランニング障害で悩んでいる人を実際に見て感じるのは走り方、接地の仕方の問題です。

無理なく走っていくためには、接地の衝撃を上手く吸収し、反力に変えていくことが重要ですが、その衝撃のストレスをうまく吸収し反力に変えることができず、1ヶ所に繰り返し受け続けた結果故障が起きています。

しかも、そういったケガはみんな同じところに起きることはほとんどありません。
それは1人1人に動きの癖が違うからです。
そうなるとストレスを受ける場所が違ってきます。
筋力が強い・弱い、筋肉がたくさんある・少ないからという問題ではないように思います。

そもそも筋力アップ を目指して筋肉を付ければ体重が増えます。
衝撃は体重に比例しますから、体重が増えれば衝撃ストレスは増すことになります。
そういうことからしても筋力を高めて衝撃を緩和しようというのは無理があるように思います。

故障を防げるかどうかわからない、その筋トレでケガをするかもしれないというようなことをするよりも、問題の原因である接地の仕方を直す方が問題の解決に一番の近道ではないでしょうか。

実際、トレーニングに来ている市民ランナーの方も接地の仕方を修正するようなトレーニングをすることで走っても膝や腰、股関節の痛みで苦しむことがなくなり、楽しく走れるようになった方が大勢います。

なんでもかんでも鍛えれば良い結果になるというようなことはありません。
目的から考えて適切なトレーニングを選択することが大切です。

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