脊柱管狭窄症で腰が痛い

腰の痛みに悩まされている方の中には病院で診てもらうと手術しないといけないではないが骨などに異常が見られるといったケースもあります。
今回、腰が痛くて病院で脊柱管狭窄症と言われた方が相談に来ました。
手術の必要はなく、運動を勧められたからです。

話を聞いてみると生まれつき骨に異常があったわけではなく、長時間座っていることが多く、その時に微妙に体を捻ったり曲げるようなことをしていて、それを長期間続けたことによって狭窄が起こったようでした。
何もしていない時に痛みを感じることはほとんどないのにずっと座っていると痛みが出たり、歩いていると腰に強い痛みが出て歩けなくなったりするということでした。

体の状態をチェックしてみても上半身と下半身が捻れていたり、つま先体重で上体が後ろに倒れたような感じで立っていて、背中、腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、全身の筋肉が緊張して硬くなっていました。

体が捻れていたり、後ろに倒れるような状態になっていて腰の位置が適切な位置にない状態で何かをするから痛みが出るだけで、元々の自然な状態を取り戻せば痛みは出なくなるのではないかと考えて体の捻じれを直してみました。
これは骨に異常が見られない腰痛も椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、腰椎すべり症といったものでも共通です。
崩れた体の状態を元の状態に戻してみれば痛みは出なくなるはずということです。

基本的に行うことは肩を上げ下げして肩甲骨の可動性を取り戻して背中、首、肩、腰の筋肉といった体幹の緊張をゆるめる。
さらに仙腸関節の可動性を取り戻して腰やお尻の筋肉の緊張をゆるめる。
脚をブラブラ動かして股関節や膝の周りの筋肉の緊張をゆるめたり足首を曲げ伸ばしして脛やふくらはぎの筋肉の緊張をゆるめて脚の捻じれを直して綺麗に真っ直ぐ伸ばせるようにする。

そうして全身の筋肉の緊張をゆるめると骨の配列も本来の自然な状態に戻り、自然な真っ直ぐな姿勢に戻ります。
この時点で腰の痛みを感じることはなくなります。
それから姿勢の崩れを小さくするためにイスのしゃがむ・立つ、歩き方といった日常生活動作の癖を直すトレーニングも行います。
そうすれば1回目のトレーニングでも2・3日は良い姿勢が続きます。
さらにトレーニングを継続していけば1週間くらいは続くようになっていきます。
その頃には痛みはすっかり忘れてしまっているはずです。

脊柱管狭窄症だから腰が痛くなるとは限りません。
捻れたり曲がったりして腰が適切な位置にない状態でストレスをかけるようなことをするから痛いと感じているだけのこともあります。

硬くなっている筋肉のマッサージしたり電気を当てるような対症療法ではなく、根本的な原因を解決するようなことが必要です。
そのためには“ゆるめて整える”で良いのです。