走ると股関節が痛くなるのは筋力が弱いのではなく痛くなるように走っているから

「走っていると股関節が痛くなるのは筋肉が弱いからだ。筋トレで筋肉を鍛えないと。」と思っている人は少なくないですが、筋肉を鍛えたところで痛みが解消されることはないでしょう。

何かをしていて痛くなるとその動作で使われる筋力が弱いからだと単純に考えるからその関節の周りの筋肉を鍛えて強くすれば着地の衝撃に耐える力が付き、股関節に大きなストレスがかかっても痛くならないくらいにしか思っていないからです。
そもそも、体は繋がっているのに1箇所の筋肉群だけの力が弱いというのはおかしな話ですし、弱いから1箇所だけ強化しようというのもまたおかしな話です。

「どうして走っていて股関節が痛くなるのか。」という根本的な問題、原因を見つけないと本当の意味で問題は解決されません。
しかし、問題はそんなに難しいものではありません。
走っていると股関節が痛くなる人の多くが“股関節が痛くなるように走っている”からです。

接地の際には体重の3〜5倍の大きな衝撃があります。
その大きなストレスをどこで受けるかで体のどこかが痛くなるようなこともありますし、走るための専門的な筋トレにもなります。
実際、市民ランナーの方で接地の仕方が悪いせいで膝が痛くなるという方がいましたが、接地の仕方を改善することで膝の痛みも出なくなりましたし、筋トレをしなくても走っているだけでお尻の筋肉が付いてきたということもあります。

走るというと“腕を一生懸命振って、脚をしっかり動かす”ものだというイメージが強いですが、走るというのは「体の移動」です。
いくら腕や脚を動かしても体は動きませんが、体が前に進んでいけば腕も自然に前に振られますし、脚もついてきます。
つま先で地面を蹴らなくても足裏全体で踏み込んでいく感覚で接地すれば地面から大きな反力をもらえますので楽に体が前に進みます。

どこどこが痛くなるからその部分の筋肉を鍛えるというような単純な発想はやめて、「どうして痛くなるのか?」という原因の追求をきちんとしてみることが問題をきちんと解決するための大事な考え方です。

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