「○○ができない、やりにくい」というとすぐに「筋力が衰えた」と考え筋肉を一生懸命鍛えようとしますが、そういった人の多くが筋肉が硬くなってしまっています。
硬い筋肉を鍛えても膨らみや弾力性が出るようなことはありませんので「筋トレをしているのに全然筋肉が付かない。」といったことになってしまいます。
ですが、筋肉の膨らみ、弾力性を出すトレーニングをすると大きな重りを使ったり、しんどいこと、きついこと、辛いことをしなくても結果的に鍛えたのと同じことになります。
筋力は筋肉の断面積に比例します。
萎んで硬くなっていた筋肉が膨らむことも断面積が大きくなることに繋がります。
また、筋力は筋肉が“縮む−膨らむ”動きによって発揮されます。
元々持っている自然な動く大きさ、スムーズさを取り戻せば当然発揮される力も大きくなります。
力を出す時には筋肉は硬くなりますが、普段から硬くしていては力は発揮できないということです。
筋肉が減ってしまっていたり筋力が衰えてしまっている年配の方でもイスのしゃがむ・立ち上がる、歩く、階段の昇り降りといった日常生活動作でも自分の体重くらいが楽々動かせるようになっています。
地球上で楽に立ったり、体を動かしたりするためにそれほど大きな筋肉、筋力は必要ないということです。
普段はもっと弾力のある筋肉にしておくことは大きな力を発揮するうえで大切ということです。