「体の左右差をなくすには体幹を鍛えると良い」は本当か?

良い姿勢、バランスの良い体を作るためのトレーニングというと一般の方はすぐに“体幹を固めるトレーニング”を思い浮かべるでしょう。
うつ伏せや横向きでじっと同じ態勢をキープできるようになれば体の前後左右のバランスが良くなって姿勢も良くなるようなイメージがありますが、うつ伏せや横向きで体幹を固めるようなことをやってもその感覚が良くなる、うまくなるだけで立った姿勢が良くなるようなことはありません。

姿勢を良くするためにそんなトレーニングをする必要はありません。
筋肉の緊張のバランスが姿勢に大きく影響します。
猫背になれば胸や背中、お腹など強く緊張した筋肉が出てきます。
ということは体の360°の筋肉の緊張のバランスを揃えてしまえば自然に真っ直ぐな姿勢で立てるようになるということです。

実際、姿勢が悪いと相談に来た人の全身の筋肉の緊張をゆるめて緊張のバランスを整えると背筋を伸ばそうと意識しなくても自然に真っ直ぐに立てるようになります。
ほとんどの人が「楽に立っていても良い姿勢で立てているのがわかります」というようなことを言います。

生まれつき骨が曲がっているというようなことがない限り、ほとんどの人の骨は真っ直ぐに配列されています。
それが癖などによって緊張のバランスが崩れてしまった結果、崩れた姿勢が楽(辛くない)と感じるようになってしまうのです。

体幹を固めて姿勢が良くなるならデスクワークでいつもイスに座ってじっと体を動かさず固めている人はみんな姿勢が良いはずです。
ですが、そんな人はほとんどいません。

良い姿勢で立つために必要なのは固めることではなく、“ゆるめる”ことです。

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