ただ歩くだけで脚力は付かないし歩くために強い脚力は必要ない

元気な高齢者が毎日歩いているというのをテレビでやっていると「歩くことが健康に良いのか」とウォーキングを始める人が増えますが、寝たきりの人が歩けば脚の筋力も高まるでしょうが、立ったり歩いたりできる人がちょっと長い時間歩いたところで脚力がものすごく高まるなんてことはありませんし、筋力を高めるため、スタミナを付けるために頑張って歩いた後に残るのは、“疲れた”という感じです。

多くの人が長く歩くには脚の筋肉がないといけないと思っていますが、そういう考え方をしてしまうから筋力不足、筋力低下という問題に悩まされてしまうのです。
歩くという動作を行うためにそれほど大きな筋力は必要ありません。
それなら、「力に頼らない」歩き方というものをすれば今の筋力で今よりもう少し長く歩き続けることはできます。
それが“スムーズな歩き方”です。

筋力低下でスムーズに歩けないという方のトレーニングを見たことがありますが、筋力に頼らなくても重心移動、片足で体重をきちんと支持するといった体の使い方のトレーニングをすることでどんどん動きがスムーズになって数ヶ月で普通に歩けるようになりました。

スムーズに歩けるようになると歩き姿勢が良くなります。
そうすると立ち姿勢も良くなります。

歩くという動作を余裕を持ってできるようになるとしゃがんで立ち上がったり、階段を昇り降りしたり日常生活の中で体を動かすこと、全身のいろいろな筋肉を使う時間が増えてきます。
それだけで動き続けるスタミナや全身の筋力も徐々に付いてきます。

姿勢を整えることも力に頼らない歩き方をするための方法の一つです。
歩き姿勢が良くなると立ち姿勢が良くなるように立ち姿勢が良くなると歩き姿勢も良くなります。
重心の位置が高くなると体を動かすために必要なエネルギーは少なくて済みます。
つまり省エネで歩くことができるということです。
筋肉を鍛えるという発想が悪いわけではありませんが、もっと先を考えてみると歩くということをもっと楽にやってみるという発想で捉えてみるのも悪くないのではないでしょうか。

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