#101 筋肉の質を高めるトレーニングについて学んできました ④

魚住先生の考案された魚住方式のトレーニングの指導の見直しのために大阪へ行ってきました。

様々な体の不調を抱えている方からのトレーニング指導の依頼が増えてきたり、自分ではうまくいっていると感じているケースも高いレベルの方から見るとまだまだ修正点、もっと良くなるところがいくつもあるのではないかと思い、指導の内容についてチェックしていただきました。

⚪︎障害名のついていてもやることはシンプルなこと

トレーニングを受けに来られる方の中には変形性股関節症や腰椎の滑り症など病院で障害名を付けられたという方もいます。
障害名は付いていても、ほとんどの場合、手術するまでもないので筋肉を鍛えなさい、ストレッチングをしなさいと指示されたうえで来られています。

痛いこと、無理なことはダメですが、基本的には運動をしてもいいということなのでトレーニングをしてもらいますが、病名のついているものに対して大変だ、難しい問題だと考えすぎてしまっていましたが、どうして痛いと感じるのか1つ1つ考えてみると問題を解決するための考え方はシンプルなものでした。

股関節の痛みでは軟骨が磨り減っているというような人からの相談が多いですが、そういった人も立っているだけで痛いというわけではなく、何かをすると痛みを感じるというケースがほとんどです。
関節の凹と凸が接触すると痛みを感じるということは何かが凹と凸を近づけているわけです。
それが“筋肉の緊張”です。
ということは、その緊張をゆるめてあげる、そして適切な立ち方、歩き方、立ち上がり方などをトレーニングすれば軟骨が磨り減ってしまっていても痛みを感じることがなくなるのではないかということになります。

腰椎のすべり症も滑っているから痛みが出るとは限りません。
腰の周りの筋肉の緊張をゆるめてバランスを整え、姿勢を直せば問題も解消されるのではないかということになってきます。

そういうことから考えてみても体を“快”で刺激する魚住方式のトレーニングを普通に行えば良い、そういう人こそやらないといけないということになります。

問題は立つ、椅子に座る、寝る、どれなら痛くないのか、どういう脚の位置、幅、動かし方なら楽なのかを判断することです。
そこに指導する側の技術、指導のレベルが出ます。

⚪︎サポート、誘導

今回は肩甲骨、脊柱、股関節、足首を動かす運動を誘導、サポートをチェックしていただき、問題点について修正していただきました。

肩甲骨に関しては速筋線維を刺激するための“切り返し”のスピードをうまく引き出せていませんでしたが、反動、反射をうまくもらうために動作の中で意識を置くポイント、トレーナーのサポート、誘導のやり方、タイミングといった細かい部分を丁寧に教えていただきながら先生の誘導で体を動かすことで良い感覚が掴めました。

脊柱は椅子に座っての前屈を見直していきましたが、どうして前屈動作に制限がかかってしまうのかという原因から考えてみると、ちょっとした脚の幅、前屈動作の手順といったところに問題がありました。
これもちょっとしたことですが、それを修正するだけで前屈動作がスムーズにできるようになりました。

股関節では膝の屈曲角度を変えながら内・外旋の動作をいろいろやっていきましたが、これも誘導、サポートを変えるだけで動きがやりやすくなり、さらに反動、反射をうまくもらうことで速筋線維が刺激され、動かした後はお尻の筋肉に弾力性が出てヒップアップしたスタイルが出来上がりました。

足首は皮膚の刺激を利用して筋肉をゆるめたり、促通するだけで曲げ伸ばしのやりやすさ、動かしやすさが全然違いました。

前回のグレードⅢで誘導、サポートについてアドバイスをいただきレベルアップしたことで結果も良くなってきていますが、改めて本物の指導、高いレベルの誘導、サポートを受けてみることでまだまだレベルアップさせることができるし、それによって今よりもっと結果が良くなりそうだという期待も持てました。

勉強会で学べるこも多いですが、こういう自分の技術の細かい見直していくことも非常に勉強になります。

⚪︎二関節筋へのアプローチの見直し

前回のグレードⅢを受講して二関節筋へのアプローチを教わり、指導の時だけでなく、自分のトレーニングとしても取り入れていました。

1ヶ月でも胸や背中、肩周りの筋肉が大きくなってきたということを感じていましたが、今回はやり方の細かい修正と腕の使い方、方向、高さを変えたいろいろなバリエーションを教わりましたが、終わった後にはまた筋肉がパンプアップした感じがありました。
ちょっとしたことですが、そこが違うだけで結果に大きな差が出ます。
動きに関しては教わったことをそのまま真似することに夢中になり、魚住方式で重要な“ポジション”の意識が欠けていたのは反省点です。

その他にも水と食塩、呼吸の新しい考え方、ランニング指導についてもたくさんアドバイスをいただき、充実した4時間になりました。