感想 「体幹の筋肉が弱っているから姿勢が悪くなっていたわけではなかったんですね。」

姿勢の崩れが気になる方からの相談が多く来ますが、「体幹の筋肉が弱っているから」と思っている人がたくさんいます。
姿勢を保持するうえで体幹の筋肉は欠かせませんが、筋力がないと立ち姿勢を保持できないのなら筋力の弱い小さな子供が立てないはずです。
しかし現実には筋肉のない、筋力の弱い小さな子供でもきちんと立つことができます。
必要なのは筋力ではなく、“緊張のバランス”です。

先日も猫背、O脚の姿勢で悩んでいる方から依頼が来てトレーニング指導を行いましたが、

「こんなに簡単に姿勢が良くなるんですね。体幹をきちんと使っている感じがわかります。体幹の筋肉が弱っていたから姿勢が悪くなっていたんだと思っていたんですが、そうではなかったんですね。」

やったことは肩甲骨を呼吸のリズムに合わせてリズム良く動かしたり、股関節や膝、足首を同じように呼吸に合わせて楽に、軽く、リズム良く動かしただけです。
たったそれだけのことですが、それで筋肉の緊張がゆるみ、弾力が出てくるに従って猫背気味だったのが背筋が自然な真っ直ぐに戻り、O脚も真っ直ぐ伸ばせるようになりO脚が直りました。

地球上で暮らすうえで、最低限必要なのは「重力」に対して姿勢を保持する、楽々体を動かせる筋力です。
日常生活を送るのにそれほど大きな筋肉は必要なわけではありません。
筋力という発想から緊張のバランスという発想で姿勢を考えてみることも大時なことです。