ジムで「トレーニングしているのにお腹のたるみはなかなか落ちない」という会話をよく耳にしますが、そういう人の姿勢を見てみると背中が丸くなっています。
そういう姿勢をやってみればわかりますが背中が丸くなって頭が前に出たような姿勢をするとお腹が出ます。
お腹のたるみや脂肪を落とすために一般的によく行われるのが仰向けに寝た状態から体を起こしていくような腹筋運動です。
これもやってみるとわかることですが、体を起こすような腹筋運動をするとお腹は凹むどころか出てきます。
姿勢が悪いためにお腹が出ているように見える、お腹はたるんでいるのではなく、筋肉が縮んで引っ張っているのに勘違いして腹筋運動を一生懸命やることで余計に背中が丸い姿勢になってしまいますから結局お腹のたるみは落ちないのです。
問題は背中が丸くなってしまっていることですから姿勢を整えれば問題は解決します。
そのためにやることは“体をゆるめる”ことです。
背中を伸ばすというと背筋を強くして強い力で背骨を真っ直ぐに引っ張ろうと考えますが、背中の筋肉は伸ばされていても胸やお腹の筋肉は縮んで硬くなっています。
そんな筋肉を引っ張っても伸びるどころか余計に緊張して硬くなってしまい、姿勢は良くなるどころか全く変わりません。
逆に胸やお腹の緊張をゆるめれて元の長さに戻せば背中の筋肉も元の長さに戻ります。
そうすると姿勢は良くなります。
お腹が引きあがることでウエストは細く見えるようになります。
お腹がたるんでいるように見える原因をきちんと見抜かないで勝手に体脂肪だと勘違いしてしまうと何をやっても変わりません。
そう見えてしまう原因がわかればきついこと、苦しいことをしなくても良い結果が出るということです。