肩の激痛で病院に行ったら石灰がたまっていると言われた

肩の痛みの相談を受けました。
病院でレントゲンを撮ったところ、「石灰がたまっている」と言われたそうです。
腕を挙げようとすると痛みを強く感じるということでした。

石灰沈着性腱炎という症状で肩関節の周囲にカルシウムを含むような石灰が沈着して炎症し、痛みが生じて肩の運動制限を起こします。

医師からもストレッチングや運動をするようにと言われたそうですが、いろいろやってみたがなかなか痛みや可動域の改善が見られないということでした。

石灰を直接取ることはできないので関節の噛み合わせを改善することをやってみました。
痛みのある方の肩甲骨周りの筋肉は緊張が強く、肩甲骨もあまり動かせないような状態でした。
上腕と肩甲骨の噛み合わせもあまり良くありませんでした。

身体を調整して全身の筋肉の緊張を緩めて姿勢を整えてみました。
肩に関しては肩甲骨周りの筋肉の緊張を緩めたり、肩甲骨と上腕の噛み合わせを良くするものを行なったり肩や肘で鎖骨を動かすような体操を週に1回やるという感じでした。

半年くらい経過したところですが、ずいぶん肩の動きは良くなって痛みを感じない日の方が増えてきましたし、少しずつ違和感があっても鎖骨や肩甲骨を動かしていくと痛みも気にならなくなるくらいまで改善してきました。
先日定期検診を受けにいって改めてレントゲンを撮ってみたところ石灰が消えていたそうです。

肩が痛い人にとっては鎖骨を動かすようなこと、肩を適切な動かし方で動かすというのは大事なことです。