走っていると肩が凝ってくるのは腕を一生懸命動かしているから

オリンピックの陸上も連日盛り上がっていますが、短距離、中距離、長距離、マラソンといった距離に関係なくトップレベルの選手の動きを見てみるとランニング姿勢も美しく、滑らかで、流れるような動きで楽に、軽く、リラックスしたランニングフォームなのにランニングスピードは速いです。

ランニングというと脚の動きばかりに目がいきがちですが、ランニングは腕と脚が協調して行われます。
短距離の選手は腕を前後に大きく振ることによってストライドを広げています。
長距離の選手はラストスパートの時は短距離選手のように前後に大きく振りますが、それ以外の時は腕振りのリズム利用して走っています。

一般の人が長距離を走ると肩が凝ってしまう原因は、長距離を走る時に短距離を走るような腕振りをしていることです。
一般的に正しいと言われる腕振りは、「肘は90度に曲げて肩甲骨から後ろにしっかり引く」ようなものです。
肘を90度に曲げたような状態にするとそれだけで肩の筋肉が緊張します。
そんな状態を長く続ければ当然筋肉が疲労して肩も凝ってきます。

オリンピックに出場している長距離選手の腕振りを見てみると手は体の近くに置いていて、肘を前後に振ってリズムを作って走っています。
肘を90度に曲げて腰のあたりで振っているような選手はいません。
やってみればわかりますが手を体の近くに置いておくと肩の筋肉が緊張することはありません。
ラストスパート以外はそういう腕振りをしておけば肩が凝ることもありません。

スポーツではリズム感が大切です。
そのリズムを腕、脚、体幹のどれで生み出すのか、腕、脚、体幹をどのように動かして、どのようなリズムで動かすのかを考えることはパフォーマンスアップだけでなく故障や不調を防ぐためにも大切なことです。