ひざ痛を特集したテレビ番組を見ていると「ひざ痛を治すには1回10分でいいので1日3回小分けにして歩きましょう。」と医師が言っていたりします。
運動をすることはたしかに大切ですが、膝が痛いのにわざわざ外に歩きに行くなんて面倒なことはできない方が普通です。
ひざ痛で相談に来る人で歩くと痛いという人もいますが、そういう人の脚を見てみるとだいたい脚を真っ直ぐに伸ばせていません。
真っ直ぐに伸ばせないということは関節がきちんと噛み合っていないということですから、そんな状態で歩けば痛みが出ても不思議ではありません。
だから筋トレなんてしないで脚を真っ直ぐに伸ばせるように身体の調整をしていきます。
身体の調整というとマッサージのように思う人もいて、ジムでも「私もマッサージして欲しいわ」なんて言われますが、脚が真っ直ぐに伸ばせない人は脳が股関節や膝の動きを間違ってインプットしてしまっているので、こちらが正しい動きを何度も繰り返して股関節や膝の正しい動きをインプットしてあげるわけです。
つまり、正しい動きのトレーニングをしているのです。
そうすると関節がちゃんと噛み合うようになって脚が真っ直ぐに伸ばして立てるようになります。
立ち方が良くなると歩き方も自然と良くなって歩いても膝の痛みが気にならなくなります。
痛みがなくなればほとんどの人がこちらから1日何分歩いてくださいなんて言わなくても自然と家の中でも動き回るようになるなど行動の変化も出てきます。
骨や関節を動かせば潤滑油が出たり血液の循環が良くなるのでどんどん状態は良くなります。
強制したり宿題を出しても辛いことをやれる人はほとんどいないので個人的には自然とやりたくなるように持っていくことが大切だと個人的には思います。