「○○をすると膝が痛いんです」というのがよくあります。
骨などの組織に異常がなければ骨の配列や関節の噛み合わせを正常な状態に戻せば痛みは治りますが、動かすと出る痛みは「動きのやり方」を直さないと根本的な解決にはなりません。
痛みの出る動きを見るとだいたい痛くなって当たり前の動きをしていることがわかります。
スイングの動きで軸足の膝が痛くなるという人の原因で多いのは『軸足の使い方』です。
よく、ボールを打ちにいく時に「膝を内側に絞るように」して腰を回そうとする人、させようとする人がいますが、軸足の使い方に問題がある人はそれで膝に捻じれのストレスがかかって痛みが出ます。
ですが、軸足の使い方を直せば痛みは出なくなります。
膝を内側に絞ろうと意識しなくても『スムーズな体重移動』をするだけで膝・腰・腕の順番で動くようになります。
そういった動きを意識してやっていないので腰の回転も鋭くなります。
プロのスイングを見ていても軸足をきちんと使えていない人はいません。
しかし、一般の人の場合にはコーチを付けていてもこういう基本をきちんと指導されていないケースもあるようです。
スポーツでケガをしないためにはこういう当たり前のこと、つまり基本を身につけることが大切ということです。