トレーニングの考え方, ランニングのためのトレーニング

ブレるような走り方をしているからブレるだけで体幹を鍛えても何も変わらない

ブレない=体幹が強い、ブレる=体幹が弱いと簡単に結びつける人がいますがランニングのための体幹の強さはランニングをすることで作られます。
走っていて体幹がブレるのは体幹が弱いからではなく「走り方」の問題です。

市民ランナーの方のトレーニングを見ていますが一般的な体幹を固めるトレーニングで強化していてもランニングフォームが悪いという人がほとんどです。
走ると横ブレするという人の多くは「腕振り方」に問題があります。
腕が振れなくなってくると肩を振り出し、体が大きくブレるような走りになってしまっています。

その腕振りの指導でよく見られるのが「肩甲骨から肘を引くように」というものです。
やってみれば簡単にわかりますがこれで体が前に進むようなことはありませんし、一生懸命やればやるほど肩が横に触れます。
走る時に肩を振ることは大きなエネルギーロスに繫がってしまいます。
そういう意味でもこういう腕振りをすることはあまりお勧めできません。

「腕は肩からぶら下がっている」イメージです。
そのように考えると腕の動きは振り子運動になります。
振り子運動だと肩を振る動きはなくなるのでエネルギーロスもなくなります。
これで横ブレするような走りはだいたい直ります。

ちなみに、走る時に体幹は固めてはいけません。
固めるということは“止める”ということですが、走るというのは“移動、動く”ということです。
動きの中で止める意識が働くようなことをすれば無駄にエネルギーを使うだけで長く走ることはできません。
体幹は固めるのではなく、“緊張度のバランスが取れている”だけで良いのです。
どこかに緊張や違和感を覚えるようなことをしてはいけません。
意識を変えてみるだけでもランニングのパフォーマンスが良くなるかもしれません。

筋トレは最大筋力を上げるには効果的ですが、残念ながらランニングフォームの問題まで解決してくれるほど万能ではありません。
ランニングフォームの問題を解決するには「動きのやり方」、「体の使い方」を見直してみることです。

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