腰痛になると腰を固定するためにコルセットを巻くという人も少なくありません。
腰への負担を軽減するというには良いですが、コルセットは腰痛を根本から改善してくれるものではありません。
長時間立って作業するような仕事の人で腰痛に悩んでいる人は多く、コルセットを巻かないと仕事ができないような人も少なくないようです。
トレーニングを続けているクライアントさんも以前は仕事が忙しくなる時期には腰の疲労を感じることが多かったようですが、トレーニングを始めてからは腰の不安を感じることはないそうです。
職場のほとんどの人が腰痛で苦しんでいてほとんどの人がコルセットなしでは仕事にならない中、1人腰痛に悩まされることなく過ごせているそうです。
腰痛のためのトレーニングというと、「筋肉を鍛えて自前のコルセットで腰を守る」といって腹筋や背筋を鍛えるようなものが多いですが、私がトレーニングでやっていることは『体を緩める』ことです。
いつも仕事で腰に負担をかけていれば腰の筋肉はカチカチに硬くなりがちです。
そんな筋肉にさらに負荷をかけて鍛えたところで腰痛を改善するどころかさらに悪化させてしまいます。
腰痛を改善するには鋼のような筋肉が必要だと思い込んでいる人も多いですが、腰痛を改善するために必要なのは『弾力のある柔らかい筋肉』です。
硬い筋肉をストレッチングで伸ばしても弾力性は出せません。
弾力性を取り戻すためには筋肉を伸び縮みさせること、つまり運動が効果的だということです。
しかし、運動=筋トレというわけではありません。
実際にやっているトレーニングは、全身の筋肉の緊張をほぐす体操、姿勢や体のバランスを整えるためにスクワットなどのエクササイズを行うくらいできつい筋トレはほとんど行いません。
それでも腰に負担がかかる仕事をしていても腰痛に悩まされることなく過ごせているわけです。
腰痛改善に大切なことはコルセットでも強く硬い筋肉でもなく、いつも柔らかい元気な筋肉を維持することです。