慢性腰痛は寝ても覚めてもいつも腰に重たい痛みがつきまとう、本当に嫌な症状です。
整形外科へしばらくの間通院し、湿布を貼ったり、薬をもらったり、腰を引っ張ってもらったりするとその時は痛みが治まるがしばらくしたら、また痛みがぶり返してくる・・・
しかし、病院で診察ではヘルニアでも骨折でもない。原因は不明。
「どうしたらこの腰痛は治るのだろうか?」
そんな気持ちになると思います。
腰痛を改善するにはまずは腰痛の原因を突き止めていくことが一番です。
・身体のゆがみ
厳密に言えば、身体のゆがみも体に大きなストレスをかけます。
例えばデスクワークなどは、姿勢がゆがんだ状態で同じ姿勢を長時間取ることが多いですし、いつも同じ側に資料を置いて入力作業をするなどしていると体のゆがみが起こります。
寝ながらテレビを見たりするのもそうです。
対策は筋肉を緩めることです。
全身の筋肉が柔らかくなると骨格も整って体のゆがみも直り、自然と良い姿勢になります。
ゆがみが原因で筋肉が硬くなって起こる腰痛であれば、普段の姿勢が良くなってくれば筋肉が体のゆがみも起こらなくなって筋肉も柔らかくなり、徐々に良くなっていくはずです。
・ストレスからの腰痛
腰痛が長引くとそれ自体がストレスになってしまいます。
腰痛は腰に痛みを感じますが、その痛みを感じるのは『脳』です。
そして痛みを感じると脳の特定の部分が痛みの回路に興奮を鎮める指令を出しますが、その部分の活動が衰えると興奮を鎮める作用も弱り、腰自体の問題が解決しているにも関わらず幻の痛みを感じてしまうようなケースもあります。
『痛みへの恐怖のストレス』がその脳の活動の働きを衰えさせてしまいます。
腰痛を治すには痛みへの恐怖のストレスを減らすこと、身体を動かしても痛みを感じない、たいして痛くないということを感じさせることが大切です。
筋肉を緩めるトレーニングは筋肉に大きな負担をかけることもありませんから腰痛を改善するには効果的です。
「病院へ行っても電気を当てたり、腰を引っ張るだけで全然良くならないから行っても意味がない。」と言う方がいますが、レントゲンを撮ったりいろいろ検査して診断を下すのはお医者さんしかできません。
「あなたの骨や椎間板などには異常がありませんよ」という『お墨付き』をもらうということも大事です。
骨や椎間板などに異常がなければ、体を整える、筋肉を緩めるようなトレーニングをできるだけ早く行うべきです。