頭の位置のちょっとしたズレが腰痛を引き起こす

身体を調整していると本当に体は繋がっているなと感じます。
腰が痛いから腰、膝が痛いから太ももの筋肉にアプローチしてもはなかなか改善しないものです。

良い姿勢で立ったり座っていれば身体への負担が少ないので、姿勢を良くしておくことの大切さはいろんなところで言われていますが、背筋を伸ばすことを意識する人は多いですが、頭の位置を意識している人はあまりいません。
特に猫背の人は頭の位置には注意が必要です。

頭の重さは6〜7kg程度になります。
背骨が真っ直ぐに立っていればその重さしかかかりませんが、猫背になると35〜40kgの重さが首にかかってしまいます。

身体は繋がっていますから、首の筋肉が引っ張られれば背中や腰の筋肉も引っ張られることになります。
筋肉が伸ばされる動きは筋肉を縮める動きよりも大きな負担がかかります。
大きなストレスにより腰の筋肉は硬くなってしまい、結果的に頭の位置のズレが腰痛を引き起こすことになります。

頭の位置のズレが原因の腰痛は頭の位置を良くすることが解決方法になります。
頭の位置を直すというと、普通は「アゴを引く」くらいのイメージでしょう。
ですが、いくらアゴを引いても頭の位置は良くなりません。
原因はアゴの角度ではなく、背骨全体の問題だからです。
背骨を自然な真っ直ぐな状態に戻せば頭の位置も自然に良くなります。

実際、デスクワークなどで猫背姿勢になっている人の身体を調整する時は背骨にアプローチしてみると短時間で姿勢の改善、頭の位置の改善、首、背中、腰の筋肉を緩めることができます。

骨盤を前後に傾けたり、背中を丸めたり伸ばしたり、アゴを上げたり引いたりする動きに合わせて背骨を動かしてみるなど、どれも余計な力みが出ない、気持ち良い動きで繰り返すと背骨も真っ直ぐになります。

肩甲骨も元の良い位置に戻り、縮んで硬くなっていた胸の筋肉が緩み、呼吸も大きくできるようになります。
肺にしっかり空気が入るようになることで胸が膨らみます。
肺がしっかり膨らむことで背中が丸くなることもないので頭の位置がズレることを防ぐこともできます。

頭の位置が良くなると頭を支えるために余計な筋力を使う必要もなくなるので首の筋肉が緩みます。
体は繋がっていますから首が緩めば背中や腰も緩みます。
そうすると腰痛も良くなるというわけです。

スマホやパソコンを触る事が多い現代は頭の位置がズレたままで長時間固まってしまいがちです。

頭の位置を見直してみましょう。