「どうすれば歩き姿勢をよくできますか?」という相談

「歩くだけで腰が痛くなるんです。ウォーキングのフォームをチェックしてもらえますか?」とクライアントさんから相談を受けました。
歩くだけで腰が痛くなるということは歩き方に問題がありますから、ウォーキングのフォームをチェックすることは大切です。

しかし、それよりももっと重要なことがあります。
それは、『立った時の姿勢』です。
立ち方に問題がある人でスムーズなウォーキングフォームで歩けている人はほとんどいません。

姿勢や身体のバランスをチェックしてみましたが、腰以外にも太ももの前や肩甲骨周りの筋肉がパンパンに張っていました。
全身の筋肉のバランスが崩れているわけですから歩いて腰が痛くなるのは仕方ないことです。

そこで全身を使っていく体操で硬くなっている筋肉を柔らかくして、関節もスムーズに動かせるようにしていきました。

硬くなっていた筋肉が柔らかくなるだけで歩いてみてもスムーズに身体が進んで脚の疲れを感じなくなりました。

さらにトレーニングで全身のバランスを整えて自然な良い姿勢に戻し、それからウォーキングに入っていきました。

歩き始めたところでクライアントさんが、「脚が軽い、いろんなことを考えなくても身体がどんどん進みます。腕も一生懸命振ろうとしなくても勝手に動いてる。」と歩きが変わったことを実感されたようでした。

そのまましばらく歩いてみていただきましたが、歩き終わった後には、「1人で歩いた時はすぐに疲れてしまうのに、全然疲れない。歩くのってこんなに楽なんですね。」と仰っていました。

歩き方を直したいなら、まずは基本の『立った姿勢』を直してみましょう。
それだけでウォーキングはもっと気持ち良くて楽しいものになるはずです。