肩こりが起こると普通は硬くなっている部分を揉んだり、押したり、マッサージしますが、それで根本的に良くなることはありません。
しかし、硬くなった筋肉を緩めて弾力を取り戻すと嘘みたいに肩が軽くなります。
「リンパを毎日流すようにしているんですけど、肩こりが全然良くならないんです。」という相談がきました。
姿勢を見てみると猫背にならないように胸を張って肩甲骨を寄せて立っていました。
そのせいで首筋、肩、胸、肩甲骨周辺の筋肉が緊張して硬くなっていました。
こんな姿勢で立っていればいくらリンパを流したとしても肩が凝るのも仕方ありません。
肩甲骨を見ても浮き上がった感じはなく沈んで隠れてしまっていましたので、肩甲骨と肋骨の間に隙間があることを相手の頭の中にインプットしていくとすこし浮き上がってきました。
そして、手を後ろに回して肩甲骨をしっかり浮き上がらせたところで肩甲骨を掴んで隙間をしっかりと開けました。
最後に肩を軽く上下に動かして血液を循環させて終了しましたが、たったそれだけ5分もかからないで治ってしまい、「肩が軽い、さっきまでの肩こりはなんだったの?」と驚いていました。
姿勢も良くなって意識して胸を張らなくても背筋は自然と伸ばして立てるようになっていました。
肩こりはマッサージなんてしなくても筋肉を緩めて姿勢を良くしてしまえば短時間で簡単に治ってしまうんですよ。