骨や関節に問題がない腰痛は筋肉の緊張度のバランスが崩れ体が捻じれて腰に大きなストレスがかかっているから痛みを感じるのです。
ストレスがかかっている部分の筋肉は硬くなってしまいますが、そこだけ解しても問題は解決できません。
腰が痛いからとでマッサージ機を使って硬くなっている筋肉を強く揉んだり押したところ腰がもっと痛くなったという相談が来ました。
筋肉が硬いと普通は筋肉を強く押したり揉んで硬さを取ろうとします。
マッサージ機を使う人のほとんどは弱い刺激では物足りなさを感じて強い刺激で押したり揉んだりします。
硬くなっている筋肉を押したり揉んでいる最中は硬さが解れるような感じがして気持ち良いと感じますが、それで腰の痛みが良くなったという人はほとんどいません。
すぐに筋肉が硬くなってしまうのでまたマッサージ機を使うということの繰り返しです。
押したり揉んで柔らかくしているつもりなのでしょうが、筋肉は強く押したり揉んだりすると拒否反応を示します。
拒否反応によって筋肉を緊張させてしまうために余計に硬くなってしまいます。
そうではなく、「筋肉の緊張をゆるめてあげればいい」のです。
そのためには“優しい”、“気持ち良い”刺激を体に与えてあげることです。
骨盤を楽に動かし続けたり、余計な力が入らないところで背骨を丸めたり伸ばしたりを繰り返したり、脚をブラブラ振ったりをしていると筋肉が柔らかくなって腰の張りも取れて痛みもなくなりました。
アスリートのようにハードに筋肉を使わない一般の人の筋肉の硬さを取るにはマッサージよりも動かして筋肉の膨らみや弾力を取り戻すようなことをする方が効果的です。