体を反らすと腰が痛くなるという人も多く、腰を痛めるので腰を反らせてはいけないと言われたりしますが、小さい子供を見ているといとも簡単に腰を反らせます。
しかし、それで腰痛を訴える子はいません。
それは体幹の筋肉が柔らかく、脊柱がしなやかに動かせるからです。
反らせると腰が痛くなるという人はやり方の問題もありますが、体幹の筋肉が硬くなってしまって脊柱をしなやかに動かせないということもあると思います。
体が硬いという人に身体を反らせてみていただきましたが、少し後ろに倒すだけで筋肉の突っ張り感が出てほとんど反れませんでした。
新しい体操を試してみました。
胸郭と肩甲骨を一緒に動かす体操、胸郭を広げる体操を呼吸をつけて行ってもらいました。
そしてもう一度身体を反らせてみてもらうと体操の前よりも大きく反らせることができました。
腰の突っ張り感もなく、気持ち良く反らせることができました。
姿勢も自然に胸を張った良い姿勢で立てるようになりました。
身体を動かしてみても楽々動かせるようになり歩く足取りも軽そうでした。
無理に腰を反らせるのはダメですが、良い姿勢、身体の状態を維持するうえでは“反っても大丈夫なカラダ”でいることは大切なことです。