ランニングのためのトレーニング

肘を引くように腕を振って走るから速く走れない

体1つでできる気軽な運動としてランニングが好まれるようになっています。
特別な道具も場所の制限もなくできるランニングは運動不足の解消から大会を目指す人まで様々なレベルの方が行われています。
体1つでできるということはランニングでは身体の使い方が重要です。

例えば「腕振り」
一般の方の走っているところを見ると多くの人は“肘を後ろに引こう”とします。
ストライドを広げるため、脚を速く動かすためなどいろいろ目的があるのでしょう。
ランニングについて書かれた本を見ても多くは肘を90度に曲げて後ろに引くように書かれています。

一方で、先日まで開催されていたアジア大会やオリンピックなどに出場するようなトップレベルの選手で肘を後ろに引いて走るような選手はいません。
トップレベルの選手は腕は前に前に持っていくように振っています。
100mのようなスプリントに限らず、10,000mやマラソンのような長距離でもラスト1周やスパートをかける時は腕を前に前に振っています。

「走る」ということは移動手段で、陸上は体を目標地点に少しでも速く到達させることです。
そういう意味では走っていて体がどんどん前に進んでいく感覚が大切です。

実際やってみればわかりますが、肘を後ろに引くと身体は前ではなく、後ろに引っ張られ上体が立ってしまいます。
つまり、肘を後ろに引くことは前に進もうする体にブレーキをかける動作なのです。

また腕を横に振って走っている人も多く見かけますが、腕を横に振ることも大きなロスになってしまいます。
腕を横に振ると肩も大きく振れてしまうため蛇行して進むことになります。
一歩でも速く目標地点に到達するなら目標地点に一直線に進むのがベストです。
そうすると腕は真っ直ぐに振らないといけません。

何も道具を使わないからこそランニングでは理にかなった身体の使い方を身につけておくことはいつまでもランニングを楽しむこと、不調を起こすことなく走り続けるためにもとても重要なことです。

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