昨日は大人クラスのレッスンでクロールと平泳ぎを泳いでいただきました。
クロールからスタートしましたが、泳いでいただくとバタ足をしても脚がガチガチに緊張して動きが硬くなってしまったり、手の掻きも細かいテクニックを気にしすぎて動きが硬くなっていました。
無駄な力を抜いて動かせば、キックもしなりが出てきたり、掻きにしても肘は立ちます。
細かいテクニックと言われるものは、一般の方が楽に長く泳ぐレベルであればそこまで気にしなくてもリラックスして行えば十分できます。
そこで細かいテクニックなどを忘れて気持ち良くのびのび泳いでいただきました。
手を気にし過ぎてバタ足が止まってしまっていたお客様も力が抜けたからかバタ足が自然に打てるようになっていました。
手の掻きの動きが硬かったお客様もゆっくり掻いているのに伸び感が出るようになりました。
指導をすると欠点ばかりが見えてしまい、そこを直そうと細かいアドバイスをしてしまいがちですが、あまり欠点を気にし過ぎるとかえって良かったところも悪くなってしまいます。
お客様同士でアドバイスしている方も時々みかけますが、ほとんどが自分が泳いでいる感覚や自分がコーチに教わったことを参考にして、相手ができていないことを伝えてしまっているだけのことが多いです。
時々相談されますが、そういったお客様はほとんど上手くなっていきません。
そんなに簡単に指導されては指導者としては立場がありません。
ですから簡単で動きが変わるような指導が大切になってくるのですが、もしかすると一般の方にはのびのび泳ぐことが良い泳ぎ方を習得するコツなのかもしれません。