魚住廣信先生のH.S.S.Rラボにて「腰痛」について学んできました。
大阪と東京で魚住先生の勉強会は開催されていますがどれもすぐ定員になるので参加したくてもなかなか機会に恵まれませんでしたが人数が少ない分かなり非常に濃い勉強会でした。
ジムで指導していると、「腰が痛い」という方が非常に多い。
椎間板ヘルニア、すべり症、脊柱管狭窄症などはっきり診断が出ているもので医師からの運動の指示があれば、我々トレーナーも指導をすることが出来ますが、基本的には治すのは医者の仕事ですのでトレーナーが治すことはできない。
トレーナーにできることは「直す」こと。
日常の生活のクセなどにより崩れた体のバランスを直すことで痛くならない体にするサポートはできる。
ということで直すことについていろいろと学びました。
腰痛と聞くと骨盤が歪んでいるなど部分に目が行きがちだが、本当に大切な事は自然体で立つ、しゃがむ、歩くことができるよう全体を直すこと。
首から繋がってできている身体のパーツを直しても全体はよくならないが、全体を直せばパーツも直るということです。
その中で重要な役割を果たす、「仙腸関節」という土台をしっかりとさせ、首・頭を自由に動くようにすると、背骨も綺麗に整えることができる。
仙腸関節・股関節・肩甲骨などを動かして緩めていきましたがやり方は非常にシンプル。
しかし、それゆえに経験・技術のレベルが問われます。
初めての私はあたふたしながらでしたが先生が素早く、わかりやすくアドバイスして下さるのでやり方のイメージはつかめたように思う。
後は技術レベルを上げるためにひたすら反復あるのみです。
本物への道はまだまだ遠い。
始まる前は太ももの筋肉をガチガチにしながら立っていた私も、全体を直した後ではかなり柔らかくなっていた。
心なしか背が伸びたような気がした。
まさに「自然体、骨で立つ」というのを実感した瞬間でした。