体を“ゆるめる”

■筋肉を膨らませる

姿勢が悪い、体が硬い、腰が痛いというと多くの人が柔軟性の必要性を感じてマッサージで押したり、揉んでもらったり、ストレッチングで筋肉を伸ばして柔らかくしようとしますが筋肉が柔らかくなることも柔軟性が改善することもありません。
しかし、筋肉を緩めると筋肉が柔らかくなってストレッチングをしてみても伸ばしやすくなります。

ゆるめるというと柔らかくする、力を抜くようなイメージが強いですが、“筋肉を膨らませる”イメージです。
余計な緊張のない筋肉は触ってみた時に指が沈んでいくような柔らかさと指を押し返す弾力があります。

筋肉はもともと膨らみを持った弾力のある組織です。
体が硬いという人の筋肉は触ってみるとカチコチに固まっています。
固まってしまっている筋肉の中では血液の流れが悪くなってしまっていて必要な栄養や酸素が不足してします。
また、老廃物が排出されず溜まってしまっています。

そんな状態の筋肉を押したり、揉んだり、引っ張っても多少は良くなりますざ、循環自体は改善しませんので筋肉が元々持っている膨らみを改善することはできません。
だからいくらやっても柔らかくならないし、やっていても気持ち良さを感じることもありません。

そうするとどんどん刺激を強くして強引に循環させようとしますが、身体が防御反応を起こして、さらに筋肉が硬くなってしまいます。
だからやった直後は多少楽になってもすぐに不快感が起こってしまいます。

筋肉をゆるめるために呼吸に合わせて筋肉を気持ち良く動かして筋肉のポンプ機能を利用して血液を循環させ、必要な栄養や酸素がきちんと届くようにします。
血流が良くなれば筋肉は元々持っている状態まで膨らみ、弾力性も出てきます。
そうすると余計な緊張もなくなります。
元の良い状態に戻していくので防御反応が起こることもないのでその効果は数日間続きます。

よくウォーミングアップの時に筋肉をゆるめ過ぎると力が出なくなるということで「長時間ストレッチングをやり過ぎるのは良くない」と言われますが、本来の筋肉の状態に戻った筋肉は余計な緊張はありませんが重力に対して姿勢を保持するために必要な最低限の緊張は残っています。体を動かす時に楽に大きな力を発揮することができます。

トレーニングではほとんどの方が身体を整えた後にダンベルなどを使ったウェイトトレーニングを行いますが、しっかり動けています。

筋肉を良い状態にしてからトレーニングすることで筋肉中の血流量はさらに増えて筋肉はもっと良い状態になります。
だからトレーニングをした後の方が柔軟性が上がったり、姿勢や身体のバランスが良くなります。
ストレッチングで伸ばしたり、マッサージで押したり揉んだりした筋肉でトレーニングしてみてもこうはいきません。

トレーニングを受けている方は筋肉に弾力があると身体も柔らかということがわかっているのでストレッチングを行うことはほとんどありません。
体が硬いと感じた時ほど筋肉をよく動かすようなトレーニングを行っています。
それでもストレッチングを毎日している時よりも確実に身体や筋肉が柔らかくなっていることを実感しています。

■ストレッチングをしても硬くなっている筋肉は柔らかくならない

硬くなった筋肉を柔らかくするための手軽な方法としてストレッチングが紹介されます。
ストレッチングは、筋肉を伸ばしたり引っ張ったりする運動で、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるなどと言われています。
もともと柔らかい人にとっては体が伸びる感じがして気持ち良い運動ですが、体が硬い、筋肉が硬い人にとっては筋肉が無理やり引っ張れるのできつい、辛い、時には痛みを感じることもあります。
そうすると筋肉が柔らかくなるどころか余計に筋肉が硬くなってしまいます。
筋肉を柔らかくするには筋肉を緊張させない、リラックスさせる必要がありますが硬くなった筋肉を無理に引っ張って辛いと感じると筋肉は縮もうとします。
だから一生懸命ストレッチングをしているのに柔軟性がちっとも改善しないのです。

また、「ストレッチングの最中は伸ばしている筋肉を意識しましょう。」とよく言われますが、意識してしまうと筋肉は緊張します。
それでは筋肉は柔らかくなりません。
リラックスするためには無意識にならないといけないのでちょっとした工夫が必要です。
ですから、一般の方にとってストレッチングで筋肉を柔らかくしようとするのは難しいことなのです。

■マッサージで筋肉を押したり揉んでも柔らかくならない

マッサージ好きの人は少なくありません。
マッサージチェアが置いてあるフィットネスクラブではトレーニングマシンよりもマッサージチェアを利用する人が列を作って並んでいたりします。

凝っている、硬くなっている筋肉を揉んだり叩いてもらった時の「イタ気持ちいい」感じがクセになるみたいです。
でもその時、揉まれたり叩かれている筋肉は傷つけられている、痛めつけられているのです。

筋肉も傷つけられたり痛めつけられると防御反応を示して筋肉を緊張させて硬くなります。
マッサージも最初は優しい刺激で気持ち良かったのが硬さが強くなっていくに従って、どんどん強く押したり揉んだりしないと気持ち良いと感じなくなるのも筋肉が防御反応によってますます硬くなってしまった結果なのです。

■硬くなった筋肉は何が問題なのか?

硬くなった筋肉は肩こりや腰痛などを引き起こしますが他にも体に問題をもたらします。

筋肉が硬くなると血液やリンパといった体液がスムーズに流れなくなります。
筋肉や臓器なども細胞でできています。
細胞がいつも元気できちんと働くために必要な栄養素や酸素が必要です。
その血液を循環させるのが筋肉が収縮ー膨張することで起きる“ポンプ機能”です。

筋肉がいかんなく力を発揮したり体の様々な臓器が正常に機能するのは筋肉が本来の柔軟性を保っている場合に限られます。

筋肉が硬くなっていると筋肉のポンプ機能が正常に働かないために老廃物や疲労物質をきちんと排出することができないために体内に溜まってしまいます。
循環障害によって筋肉の「こり」や体の中では冷え、低体温が起こり頭痛や便秘といった不調を引き起こす原因にもなります。

◆筋肉がゆるめば姿勢は自然と良くなる

理想の姿勢は『骸骨』です。
骸骨に弾力がある柔らかい筋肉が付いているイメージです。
人間本来の自然な姿勢で立っている時、筋肉はリラックスしています。

筋トレやストレッチングをしても猫背やO脚が直らない、腰や膝の痛みや違和感に悩んでいる方、いろんな治療を受けても良くならない方のほとんどは、姿勢が崩れて筋肉が緊張しています。

まずは筋肉の緊張を緩めて全身の筋肉を本来の自然な弾力と膨らみを取り戻すと筋肉の緊張が緩み身体のゆがみや捻じれも改善し自然な良い姿勢になります。

◆筋肉を伸ばすのではなく、『筋肉を緩める』

従来のストレッチングは硬くなった筋肉を引っ張って伸ばして柔らかくしようとしますが、緊張して硬くなっている筋肉を伸ばしても筋肉は緩みません。
だからストレッチングをいくらやっても筋肉は柔らかくなりません。

筋肉を緩める身体調整では筋肉を元気な状態に戻していきます。
筋肉の緊張を緩め、酸素の取り込みや血液やリンパといった体液の循環を整えて硬くなった筋肉を膨らませて弾力のある柔らかい筋肉にしていきます。

◆自律神経のバランスや血流、リンパの循環を改善

自律神経のバランスの崩れは血流障害を招き、身体の不調を引き起こします。
また、血流が悪くなると『低体温』を引き起こします。
リンパの循環が悪くなればむくみや筋肉の硬さに繋がりますし、低体温になると基礎代謝や免疫力の低下に繋がります。

従来のストレッチではアプローチできない血液の循環を改善して自律神経のバランスを整えたり、リンパの循環を改善しむくみも改善していきます。

◆効果が数日間く

マッサージや整体のほとんどは施術を受けてその時は良くてもすぐに筋肉が硬くなったり不調が起こってしまいます。
身体調整では筋肉や関節を元々持っている状態に戻していくアプローチですが、その効果は数日間続きます。
受けた当日よりも翌日の方がさらに身体の状態が良くなります。

広告